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2022/06/19
【JGOG3024】第28回日本遺伝性腫瘍学会学術集会で最優秀演題賞を受賞
第28回日本遺伝性腫瘍学会学術集会の一般演題「わが国の卵巣がん未発症HBOC女性を対象としたバイオバンク・コホート研究(JGOG3024/KGOG3055)」が最優秀演題賞を受賞しました。
特定非営利活動法人婦人科悪性腫瘍研究機構(JGOG)は2017年よりBRCA1/2遺伝子バリアントとがん発症・臨床病理学的特徴および発症リスク因子を明らかにするための卵巣がん未発症を対象としたコホート研究を行っています(JGOG3024)。対象は遺伝学的検査にてBRCA1/2病的バリアント保持者で卵巣癌,卵管癌および腹膜癌未発症の女性で、リスク低減卵管卵巣摘出術(risk-reducing salpingo-oophorectomy: RRSO)施行時にはプロトコルに準拠して病理標本作成および各医療機関で診断を行った後に中央病理判定を行っています。
本研究には2022年6月現在、40施設より計600例が登録しています。2021年度より韓国婦人科悪性腫瘍研究グループ (KGOG) 8施設が参加し(KGOG3055)、本格的な東アジアにおける遺伝性腫瘍に関する共同研究として展開が開始しました。さらに日韓両グループでHBOCバイオバンクを構築し、日本側はJGOGと東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)との連携バイオバンク(JGOG/ToMMoバイオバンク事業)に保管しています。