岡山大学病院 臨床遺伝子診療科では患者・市民参画（PPI：patient and public involvement）を推進しています。
我々は医療の個別化や当事者の意思決定が重要になるゲノム医療・遺伝医療こそPPIの実践が重要であると考え、患者・市民参画（PPI：patient and public involvement）を実践しています。遺伝情報（バリアント）は血縁者や地域・集団で共有している事から「ゲノム医療は究極の地域医療・家庭医療」であるともいえます。我々は医療圏全体を見据えて当事者に対して切れ目ない支援体制を構築するとともに、遺伝情報を「知るメリット」を理解するための体制を組み立てることが重要であると考えている。
PPIを通じて当事者・市民の目線を含めた多様な視点で円滑に遂行されるシステムを確立することで、下記の三点を目指しています。
・ゲノム医療について当事者・家族と医療者が双方向に理解する
・説明・同意書文書や情報提供ツールを「伝える」から「伝わる」ものに
・「もっと知りたくなる診療、もっと協力したくなる研究」とは何かを考える

岡山大学病院 PPIの取り組み

PPIについて　国立研究開発法人日本医療研究開発機構（AMED）　webサイト　https://www.amed.go.jp/ppi/